ピンクリボン運動に参加してみませんか？

　10月になると、街中がピンク色にライトアップされたり、ピンクリボンのマークを見かけたりすることがあるかもしれません。

ピンクリボン運動は、乳がんの早期発見・早期治療を啓発する目的に、毎年10月に世界各地で行われています。

　この運動は、1980年代にアメリカで始まったといわれています。乳がんで亡くなった女性の母親が、「同じ悲しみを繰り返さないように」という願いを込めて、孫にピンクリボンを贈ったことがきっかけとされています。当時のアメリカでは乳がんに対する意識が低かったのですが、運動が広がるにつれて検診受診率が上がり、死亡率の低下につながりました。一方、日本ではまだ検診率は低く、乳がんで亡くなる人は増加傾向にあります。アメリカのように一人ひとりの意識が高まることが大切です。

🌸ピンクリボン運動の目的

　⚪︎乳がんに関する正しい知識を広めること

　⚪︎乳がん検診の受診をすすめること

　⚪︎乳がん研究のための寄付を集めること

　⚪︎患者さんとその家族を社会全体で支えること

🌸どうやって参加すればいいの？

　「ピンクリボン運動に参加」と聞くと、大きな活動をイメージするかもしれません。でも、自分にできることからで大丈夫です。身近な行動が、誰かを救うきっかけになるかもしれません。

たとえば、乳がん検診を受けてみる、乳房を意識して日ごろから触れてみる（ブレスト・アウェアネス）、ピンクリボンのイベントやウォークに参加する、また、街で見かけたピンクのライトアップやリボンを写真に撮ってSNSに投稿するなども立派な参加です。

🌸あなたの一歩が、誰かを救うかもしれません

　ピンクリボン運動は、誰でも、どんな形でも参加できます。

　自分に合った方法で、乳がんのことを考える10月にしてみませんか？