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お知らせ

乳房は低反発まくらに似ている?

  • 執筆者の写真: Ayaka Shimo
    Ayaka Shimo
  • 6月30日
  • 読了時間: 2分

低反発まくらは、圧力をかけるとゆっくり沈み込んで、元の形状に戻るのに時間がかかることで、包み込むような寝心地が良い枕ですね。実は乳房にも同じような性質があることがわかっています。これを『ヒステリシス』といって、過去に加わった力を覚えていて、それを維持する履歴現象のことを言います。

乳房の検査でマンモグラフィがあるのですが、病変を見つけるためには、なるべく乳房を薄くして撮影することが大事です。今のところ、乳がん検診の目的である乳がん死亡率減少効果の科学的根拠が証明されているのは、実はマンモグラフィだけなのです。ですから、市区町村の乳がん検診では、マンモグラフィが必須になっています。

でも、マンモグラフィは乳房を挟まれるし、痛くて受けたくないなぁと思う方は少なくありません。私もマンモグラフィを受けていますが、頑張って我慢しています!ですから、日本の乳がん検診率は40%程度と欧米に比べるとまだまだ低い検診率なのだと思います。

クリニックでは、FUJIFILMのAMULET SOPHONITYというデジタルマンモグラフィを導入しています。これには、『なごむね』という乳房を圧迫した後に、撮影に問題ない程度に圧をリリースするという機能がついています。それにより痛みや不快感の軽減がはかれるというもの。これも乳房の低反発まくらに似た『ヒステリシス』の性質があるからこそできるものですね。当院でも世田谷区検診で『なごむね』を体験していただいています。

これを機会に検診から遠のいていた方も受けてみようかなというきっかけになったら嬉しいです。

是非、欧米に負けないくらい検診率を上げましょう!!



成城乳腺クリニック

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